2017/02/03

チームビルディングの公開型ワークショップを実施しました



ワークルを提供している株式会社Lifenoteの代表の町塚さんと、
ナンバーツーの林をつないでいただいたご縁で開催した今回のワークショップ。

日頃、チームをマネッジする立場にいたり、チームビルディングを実践されている皆さんが
それぞれの問いを持ち寄り、互いに考え合う機会を目的に開催いたしました。

2時間という短いお時間ではありましたが、それぞれに気づきだったり、
今後に生かせる洞察をお持ち帰りいただけたようです。
当日の様子について、レポートいたします^^

▼当日実施したプログラム
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1)参加メンバーの自己紹介
2)概念的なことや林のこれまでの経験について
3)C3カードを使ったワーク
4)実際にチームビルディングを体験する
5)その後ディスカッション
6)感想のシェア
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今回の参加者は、総勢9名
参加者の自己紹介と、林からの説明が終わったところで、
C3カードを使ってのゲームがスタートしました。



このカードには、「とある指示」が書かれていて、
カードが回ってくると、その指示に従って答える、という単純なゲームです。

単純なのですが、結構考えさせる指示が書いてあり、カードが回ってきたメンバーは、
思わず「う〜ん」とうなり、顔をしかめたり身体をよじらせたり。。。

その様子をメンバーが真剣に「観察」することで、
自然と「人の話を聞く姿勢」ができてしまうという、魔法のカードでもあります。

そうやって、メンバー間にふわっとした連体感みたいなものができたタイミングで、
本日のメインコンテンツの「チームビルディング体験」を行いました。


今回用いたワークは、「チームスカルプチャ」というワークでした。
このチームを一つの彫刻だと考えた場合、自分は、この部屋の中のどんなところにいて、
どんな形をしているのか。そういったことを、他のメンバーとの関係も見つつ、
動きながら考えるというワーク。

このワークを実施する際には、一つ重要なポイントがあって、
それは「お互いに話をしないで動くこと」。
このルールを設けることによって、例えば上下関係だったり、
声の大きさや早さといったことに関係なく意思表明ができるようになります。

また、動かないという選択肢がないので、
どんな小さな意見も拾わざるをえないということが実現します。

その結果、オープンでフラットな会話が開かれる素地を作ることができるワークです。

みなさん、思い思いに動いた上で、最終的にできたチームのフォルムはこんな形でした。

実は、少し離れたこんなところにも一人


みんなの動きがとまったところで、一人ずつに以下のような質問をしていきました。

・どうしてこの場に立ったの?
・形にはどんな意味があるの?
・その場所から見える景色は?
・その場で感じる感情っ何?

質問に対するコメントって、本当にバリエーションが豊かで、

「周りを俯瞰できるところにいたい」
「●●が見える位置にいたい」
「立っているのはきついから、イスに座っている」
「この中で自分にできることは、チームに必要な情報を外部からもってくることだから、本に手をかけてる」

っという具合に、それぞれに考えていることがあるんですよね。
動いてみたことで、わかることもあったりします

そして、どうしてそこに立っているかとかポーズの理由を聞くたびに、メンバーからは

「わかる気がする、納得」とか、
「へぇ〜そういう考えなんだね」とか、
「ありがたい」

といったコメントが出てきます。

おそらく、この過程の中でも、それぞれに、
「うちのチームって、こういう特性があるなぁ」とか考え始めていて、
「チームへの認識」が深まっている感じでした。


全員が、コメントを一通り言ったあとに、ファシリテーターの林が、
あるお一人を指名して、「このメンバーたち、君の思う理想の形に動かしていいよ」って言いました。

そしたらその彼が、
「〇〇ちゃん、もう一歩中に入ってきてほしい」とか、
「●●も、もう少し近く」とかって、動かしました。


そこでしっくりきたかなーと思いきや、メンバーの一人から、
「もう一回動いてみたい!」とのリクエストが。

どうやら、もう一回動きなおしたいということが総意として確認が取れたので、
動きなおした結果、今度はこんな形に。


一人が、一升瓶を小道具に持ち出して、真ん中に座りました。
それが号令だったかのように、みんなの距離感が全体的に近くなりました。

場所や、ポーズが大きく変わった人もいれば、少し体勢だけ変えた人も。
これについて、何人かの意見を聞いたあとで、
そのままフリーディスカッションに突入しました。

やってみて、どうだったのか。
1回目のポーズと、2回目のポーズでは、何が違ったのかという話題を中心に話し合いました。

▼やってみた感想
・身体は正直だな、ダイナミズムが今を表してた
・意外と自分の行動は人の行動に影響を受けているな
・らしさがどちらも出ていたが、2回目の方が大事そうだな
・強制されず、自然に起こった。自分の中で何があったかはわからないけど、不思議だった


▼1回目と2回目のポーズの違い
・質感が変わったよね、何が変わった
・よそ行きと中身、さらけだした感
・共有している空間の広さが最初広くて、広いから曖昧でもよかったけど、
 真ん中にくると、超強い感じがあった同じ空間を共有する大切さを感じた
・1回目は思考が入ったけど、2回目は瞬発的に動いてwillがあった。
 いなきゃといたいの気持ちがあった
・俺の行動で変わったと思うけど、自分の行動が変わったのは、●●の発言だからね。
 誰も真ん中にいないと、チームとして成立してない

こういったディスカッションを積み重ねた上で、一人ずつ感想をシェアした後、
最後に林からのフィードバックを伝えたところで、一区切りとなりました。

▼林からのフィードバック
・調和を乱す行動が見られなかった
・傾向としては、きれいなもの、予定調和なものが出るんだろうけど、
 それをどうやってこわすのかな?
・それを壊してもポジティブに関わり続けるのが特徴

その後は、メンバーのみなさんから質疑応答をいただき、23時まで話し続けました。

今回は、かなり「味見」的な開催だったので、主なワークは1つでしたが、
レポートをお読みいただくことで、「チームビルディング(チームコーチング)」の
面白さを感じていただけましたなら幸いです。

次の記事で、後日みなさんからいただきました感想もシェアしていますので、
よろしければ合わせてお読みください。









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